労働に新しい視点を ケアから発想する社会

「稜線の思考(2)」哲学者・鷲田清一

  •  鷲田清一さん
  •  鷲田清一さん=京都市左京区の下鴨神社

 近年、労働をめぐっては「働き方改革」や「給与水準」の議論が盛んですが、一方で「ケア」という労働のあり方もしばしば議論されますよね。

 ケアといえば「人の世話」として、介助とか食事、洗濯といった家庭内の...

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