東京・歌舞伎町のど真ん中で熱狂の渦が巻き起こった。10年前に解散したアイドルグループ「BiS(ビス)」が一夜限りで復活し、6人で屋外フリーライブを敢行。「研究員」と呼ばれたファンら約3千人が汗だくになり、時に涙も浮かべながら代表曲「nerve」などに声援を送った。
リーダーのプー・ルイは「私たちにとってBiSは特別で、誇りで、原点です」と語りかけた。
2014年7月の横浜アリーナ公演で解散した第1期BiSは、握手会だけでなく、ファンをののしる罵倒会やビンタ会などで、アイドル戦国時代の異端児として注目された。バラエティー番組やNHK大河ドラマでも活躍するファーストサマーウイカらが在籍。現在は新しいメンバーが第3期BiSとして活動を続けている。
後に同じプロデューサーが手がけ、昨年解散した「BiSH(ビッシュ)」が大きな人気に。ウイカはMCで「BiSHが生まれたのはBiSがあったから。そのBiSがあるのはプー・ルイがいたから。忘れるな!」と叫び、グループ在籍時の肩書「たいこ持ち担当」として会場を沸かせた。
会場に入りきれなかった研究員らで周辺が騒然となり、予定より2曲少ない7曲でライブは...