鳥取県西部一円で14日に開かれる「第42回全日本トライアスロン皆生大会」(皆生トライアスロン協会主催、新日本海新聞社特別後援)を前に、開会式が13日、米子市の米子コンベンションセンターで行われた。参加選手をはじめ多くの関係者が健闘を誓い合った。
式には選手や家族ら約1500人が来場。大会長の伊木隆司米子市長が歓迎の言葉を込め「40年以上の間にたくさんのドラマをつくり伝統を積み上げてきたのは、多くの選手や大会を支えてくれた人のおかげ」とあいさつ。昨年よりも予想気温が低くなる点に触れ「体調に合わせて準備し、明日の朝、皆生の海で再び会いましょう」と激励した。
昨年のクラブ対抗の部の優勝チーム「パルポート」(和歌山県)が優勝カップを返還。招待選手の紹介では、皆生男子総合優勝8回を誇る藤原裕司さん(60)=栃木県=ら、最前列に立った9人に大きな拍手が送られた。競技説明では稲島敏彦審判長が「楽しいレースを」と事故防止に向けてルール徹底を呼びかけた。
選手は14日午前7時に皆生海岸をスイム(3キロ)でスタートした後、バイク(140キロ)、ラン(40キロ)と豊かな自然の中のコースで熱戦を繰り広げる。