「私は白です」乱れる筆致、そして意思疎通はかなわなくなった

無実の訴え届かず死刑確定、袴田さんがつづった数千枚の獄中書簡

  • 袴田巌さん
  • 静岡地裁での公判中の手紙。「僕は犯人ではありません」との記載がある。
  • 地裁判決後、控訴したことを伝える手紙
  • 静岡地裁での初公判後、1967年1月ごろの手紙。「私は白です」と家族に伝えている。
  • 1974年5月10日の手紙。母からの便りが途絶え、衝撃を受けたと記されている。

 「僕は犯人ではありません。僕は毎日叫んでいます」。1966年の静岡県一家4人殺害事件で逮捕、起訴された袴田巌さんは家族に宛て、こう書いた。48年間の拘束期間中、袴田さんが毎日のように書いた手紙やはが...

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