月2回、村民の楽しみ 出前図書館が好調 村長視察 健康づくり連携模索も

 日吉津村の出前図書館が村民らに好評だ。専用の車の書棚に多い時で約300冊を積み、村内8カ所の自治会公民館を一日かけて巡回。免許返納した高齢者や、乳幼児連れの家族など常連の利用が多いという。

 出前図書館は2020年から月2回実施。小説や絵本、雑誌のほか、字が大きく読みやすい「大活字本」もそろえる。貸し出しや返却だけでなく、利用登録や書籍のリクエストにも対応しているのが特徴という。

 今月3日には、中田達彦村長が図書館車に同行して村民が利用している様子を視察した。猛暑の中でも村民らが次々と図書館車に集まり、本を選びながら交流。中田村長に「巡回場所をもっと増やしてほしい」などと要望した。

 中田村長は「月1回は本を読むなど具体的な目標があれば外に出かける人が増え、健康づくりにもつながる。健康ポイント手帳との連携も考えられる」と述べ、村民の健康づくりのためにも、さらなる利用促進を図る考えを示した。

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