鳥取県警もサングラス許可 日中活動の日差し対策

 夏の厳しい暑さの中で活動する警察官の目の健康被害を防ごうと、鳥取県警察本部は22日から、日中の街頭活動に従事する職員を対象に私物のサングラス着用を認めた。県民にも理解を求めている。

 従来もサングラス着用を禁止してはいなかったが、内部規定に定めておらず対応は各自に任せていた。日中の警察車両や船舶の運転中、交通誘導など屋外業務での着用を想定している。

 日差しが照りつける晴天となったこの日、鳥取署ではサングラスを着用する姿も見られた。地域課の大久保脩平巡査(24)は「これまで周囲の職員は誰も着用していなかった。今後は着用し、県民と接するときは外す」とし、交通機動隊の近藤詩歩巡査(25)は「運転時に光が反射してまぶしさを感じていた。目が疲れにくくなるので良いと思う」と歓迎した。

 県警本部の佐々木秀人警務部企画官は「職務のパフォーマンスを発揮するため、県民の皆さまにご理解いただきたい」と話した。

 警察のサングラス着用を認める動きは全国的に進んでいる。鳥取県での運用が始まったことで中国5県では全ての県警が着用を認めた。

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