羽ばたけ!鳥取県のオリンピアン 古田直輝(上) ローイング(米子工高出身)

満を持して臨む大舞台

  • 高校2年時に全国総体男子シングルスカル決勝で優勝した古田直輝。卒業まで国内では無敗を誇った=2013年8月、福岡県遠賀川漕艇場

 パリ五輪は26日に開幕し、鳥取県ゆかりの選手はローイング男子軽量級ダブルスカルの古田直輝(米子工高出、NTT東日本)、女子板飛び込みの三上紗也可(米子南高出、日体大大学院)が出場する。五輪出場は古田が初めて、三上は2021年の東京大会に続き2度目となる。大舞台に挑む2人の歩みを振り返る。

 ローイングの軽量級ダブルスカルは、今大会を最後に正式種目から外れる。東京五輪出場を最終予選で逃した古田にとって、五輪切符獲得は悲願だった。米子市の錦海ボートコースで切磋琢磨(せっさたくま)した仲間も「いつか出ると思っていた」と太鼓判を押す逸材が満を持して初の五輪に臨む。

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