パリ五輪は26日に開幕し、鳥取県ゆかりの選手はローイング男子軽量級ダブルスカルの古田直輝(米子工高出、NTT東日本)、女子板飛び込みの三上紗也可(米子南高出、日体大大学院)が出場する。五輪出場は古田が初めて、三上は2021年の東京大会に続き2度目となる。大舞台に挑む2人の歩みを振り返る。
ローイングの軽量級ダブルスカルは、今大会を最後に正式種目から外れる。東京五輪出場を最終予選で逃した古田にとって、五輪切符獲得は悲願だった。米子市の錦海ボートコースで切磋琢磨(せっさたくま)した仲間も「いつか出ると思っていた」と太鼓判を押す逸材が満を持して初の五輪に臨む。