親子で楽しみながら学ぶ 山陰酸素工業が防災イベント

 親子で防災について考えてもらおうと、鳥取市安長の山陰酸素工業鳥取支店で27日、防災イベント「防災だDAY」が始まった。訪れた親子連れは、地震などを仮想現実(VR)で体験したり、自動体外式除細動器(AED)の使い方を教わったりして防災について学んだ。28日も開かれる。

 近年、全国で地震や水害などの災害が頻発し、備えの必要性が高まる中、災害に強い地域づくりを目指そうと同社が2020年から隔年で行っている。

 AEDの体験コーナーでは、人形を使って使い方を実践。子どもたちが、電気ショックを与えるためのボタンを押したり、心臓マッサージのやり方を教わったりするなど、緊急時の備えを学んだ。消防車の乗車体験や消火器を使った的当てゲームも行われ、親子連れらは楽しみながら防災への理解を深めた。

 大津市の会社員、山影早紀さん(31)は「AEDを普段触る機会がないので、何かの時に役立てられたら」と笑顔。息子の奏斗ちゃん(4)は「胸を押すのが難しかった」と話した。28日には、鳥取大の防災サークル「鳥大防災Lab.」による防災ワークショップなどが行われる。

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