【東京ウオッチ】心と身体、取り戻せる“居場所”を―クレヨンハウス東京店に夏休み絵本コーナー

いまのTokyoをつかむイベント情報(8月2日~11日)

  •  「クレヨンハウス東京店」のオーガニックレストランに並ぶディナーメニュー。自分で盛り付け、おかわりは自由だ=東京都武蔵野市(提供:クレヨンハウス)
  •  児童書専門店「クレヨンハウス東京店」で開催中の「生きろ!」コーナー。大阪店でも展開されている=東京都武蔵野市
  •  フェイラーとスイーツブランド「サブレミッシェル」によるサブレ缶(提供写真)
  •  ル・コルビュジエ「牡牛☆(ローマ数字18)」(1959年 油彩 大成建設所蔵)(提供写真)
  •  映画「幻の光」より((C)1995 TV MAN UNION)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【2日(金)】

 ▽「クレヨンハウス東京店で夏休み企画」(~9月上旬、武蔵野市)

 作家の落合恵子さんが運営する児童書専門店「クレヨンハウス東京店」が、46年間にわたり開業していた表参道から吉祥寺に移転して約1年半。地元の親子連れが多く訪れ、表参道時代からのお客も顔を出すなど連日にぎわいを見せている。

 「学校や家庭、会社以外の“もう一つの居場所”にしたいという思いは変わらない」と落合さん。春の大型連休中に子どもと大人のための図書を集めた「生きろ!」コーナーを2階売り場に開設、夏休み期間もスタッフたちが厳選した100冊の絵本を置く。「子ども、大人、お年寄りの皆が生きづらさを感じている時代。本に直接触れることで、自分の心や身体を取り戻せると知ってほしい」

 落合さんのお薦めは、灰谷健次郎さんが編集した「たいようのおなら 子どもの詩集」。目にしたもの、気になったことを子どもたちが飾らない言葉でつづった詩に、灰谷さんが感想を寄せている。吃音のあるカナダの詩人ジョーダン・スコットさんの「ぼくは川のように話す」も手に取ってほしいと言う。作者が幼い頃の体験を基にした物語。父は川の...

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