湖山池で宝探し シジミ採りに家族連れら

 鳥取市の湖山池で3日、特産のシジミの採取を親子で楽しむイベントが開かれた。小中学生とその保護者約400人が浅瀬で湖底に潜む「宝」を探し、湖山池の恵みと自然に親しんだ。

 浅瀬に張り巡らせたロープの内側に、湖山池漁業協同組合が泥抜きをした体長14~45ミリのシジミ約50キロを放流。水着や半ズボンを着用して準備万端の参加者は、腰まで水に入って素手で湖底を探りヤマトシジミを見つけると、互いに見せ合い大きさを競っていた。

 家族で参加した鹿野学園4年の伊藤陽登さんは「シジミを採るのが楽しかった。シジミ汁にする」と網袋いっぱいに詰まったシジミを満足そうに確認していた。

 湖山池では2008年から同組合や行政が連携してシジミの増殖に取り組み、14年にシジミ漁が復活。イベントは19年から始まり、今年で4回目。湖山池情報プラザの竹内房男会長(75)は「年間漁獲量約200トン、売り上げ約1億8千万円の産業になった」と紹介し、「湖山池のシジミを知ってもらえたら」と参加者にイベント趣旨を説明した。

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