弦楽器の仕事体験 ヴァイオリン製作学校 学生や社会人ら8人参加

 三朝町三朝の鳥取ヴァイオリン製作学校で7~9日、夏休み体験スクールが開かれた。県内外から高校生や社会人ら8人が参加し、バイオリンのデッサンや削りの作業などを体験したり、バイオリンの製作工程が分かる美術館を見学したりして弦楽器の仕事に触れた。

 同校は、2011年に山陰初の弦楽器製作学校として開校。3年間にわたって楽器の製作や調整、修理、修復まで職人としての基礎技術を学ぶほか、演奏の授業も受ける。これまでに3人が卒業し、工房を開くなどしている。

 参加者は、木工を扱う基礎中の基礎として鉛筆削りに挑戦。職員らの説明を受けながら、3日間を通してバイオリンのデッサンや材料の木を削る授業を受けた。

 真剣な表情でデッサンしていた高校2年の本田奏志朗さん(16)=倉吉市=は「三朝バイオリン美術館に何回も足を運び、演奏と製作の両方に興味を持った。実際に体験して面白さが分かった。入校も選択肢の一つとして考えたい」と話した。

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