手作り雑貨、色紙絵並ぶ おちらと庵さえき 安来の親子作品展 南部

 南部町福成の「おちらと庵さえき」で帽子やバッグなどの服飾雑貨と果物や花をモチーフにした色紙絵の作品展が開かれている。25日まで。

 安来市の会社員Peeパーシモンさん(59)と父親の宮崎米作さん(86)による親子作品展。Peeパーシモンさんはコロナ禍で布マスクを手作りしたことがきっかけで作品作りを始め、3年ほどで地元のイベントに多数出展するなど活動の幅を広げている。布の組み合わせや形状など細部までこだわったバッグや帽子は使いやすいとリピーターも多い。また米作さんは、同市安来町のギャラリーミヤザキで展示会を開く傍ら、自身も油絵や水彩画などを描き複数の美術展で受賞している。

 親子展では、手作りのベレー帽やバッグ、キーホルダー、ブローチなどPeeパーシモンさんの作品100点と、パステルやアクリル、水彩などを使って果物や花などを描いた米作さんの色紙絵10点を展示。特に色や柄の異なる布を縫い合わせ、栗形に仕上げたベレー帽が目を引く。来場者はバッグを広げたり使い心地を確かめたりしながら、多彩な構図で描かれた色紙絵に興味深く見入っていた。

 Peeパーシモンさんは「帽子やバッグはどれもリバーシブルで使用できるよう工夫している。実際に手に取って見てもらえたら」と話している。

 26日午後1時半からは金継ぎ教室を開催。問い合わせは電話0859(66)2004。

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