円形劇場くらよしフィギュアミュージアム(倉吉市鍛冶町1丁目)は3日、市内の小学生が無料で入館できる年間パスポートを市に寄贈した。児童には11日以降、各学校を通じて届けられる。
同施設は、美術や地域産業学習に役立ててもらおうと2019年から毎年寄贈しており、今年で7回目。この日は稲嶋正彦社長らが市役所を訪れて広田一恭市長と面談し、市内の小学校に通う全児童分のパスポート2124枚分の目録と広田市長の名前入り巨大パスポートを贈った。
稲嶋社長は「市内にはフィギュア工場がある。施設を訪れて地元産業に興味を持ってもらい、自慢してほしい」と利用を呼びかけ、広田市長は「鳥取県立美術館もオープンした。年間パスポートを活用しながら、親子で市内の各施設を巡るきっかけになれば」と感謝した。
年間パスポートは、倉吉養護学校小学部に通う児童らにも届けられる。