eスポーツ白熱 米子松蔭高研究部員 小中学生限定の大会企画

実況解説に初挑戦も

 米子松蔭高のeスポーツ・AI研究部が企画した、eスポーツ体験イベント「とっとり子どもeスポーツ・デイ」が、米子市文化ホールであった。小中学生を対象にした大会では、部員2人が実況解説に初挑戦し、選手の熱戦を盛り上げた。

 eスポーツの普及を目的に、高校生の自主活動を支援する鳥取県の「とっとり夢プロジェクト」事業を活用して実施。高校生や大人を対象にしたeスポーツの大会が多い中、子どもたちにも対戦を楽しんでほしいと、小中学生限定の大会を企画した。

 大会には12人がエントリーし、パズルゲーム「ぷよぷよテトリス」で対戦。「ぷよぷよ部門」「テトリス部門」「ぷよテト部門」の3部門を用意し、リーグ戦とトーナメント戦で争った。

 落ちてくるブロックを組み合わせ、横一列に並べて消していく「テトリス」では、選手が積み上げたブロックを立て続けに消していく技「REN」を披露。実況解説の矢田晃輝副部長(16)=同部2年=と岡田翔太さん(16)=同=は「きれいに決まりましたね」「これは勝負あったか」などと声を上げ、会場を盛り上げた。

 両部門で2冠を達成した、法勝寺中2年の森田羽奏さん(13)は「中学1年の頃にテトリスを始めてから、いろんな人と対戦する経験があまりなくて不安だったが、ちゃんと勝てて安心した」と笑顔を見せた。

 矢田副部長は「初の実況解説はプレーを見ながらのぶっつけ本番で緊張したが、2人でカバーし合いながらできた」とほっとした表情。岡田さんは「イベントに人が来るのか、うまく運営できるのか不安だったが、皆笑顔で楽しそうにプレーしてくれてうれしかった」と語った。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事