64首の優秀作が並ぶ 山上憶良短歌賞 倉吉で入賞作品揮毫展

 「山上憶良短歌賞第12回入賞作品」の揮毫(きごう)展が、倉吉市東岩倉町の倉吉淀屋で開かれている。鳥取県中央書道連盟の会員が筆を執った64首の優秀作が並び、短歌の魅力を伝えている。9月2日まで。

 同短歌賞は、伯耆国国守として現在の同市に赴任していた万葉歌人の山上憶良にちなんで創設。「家族」をテーマに、全国から短歌を募った。今回は4732首が寄せられ、小学生、中学生、高校生、一般の各部門から優秀作が選ばれた。

 会場には、各部門の憶良賞1首、入選5首、佳作10首を和紙にしたためた作品を展示。小学生の部で最優秀賞に相当する憶良賞に輝いた米原ひなたさんの「母の日のハンドクリームへってない値段はかなり高かったのに」などがつづられ、来場者は感じたままに詠む短歌の世界に浸っている。

 揮毫展は9月4日から来年2月26日まで、巡回展として伯耆しあわせの郷(同市小田)と倉吉交流プラザでも開かれる。

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