貴重なはく製やユーモラス絵図も 境港で「サメ展」

 境港市花町の海とくらしの史料館で「サメ展」が開かれており、はく製や絵画の展示などを通してサメの魅力を多角的に紹介している。9月2日まで(期間中無休)。

 同館が所蔵するサメのはく製40種を一堂に展示。ジョーズのモデルとなったホホジロザメのほか、今では絶滅危惧種となったアカシュモクザメやウバザメのはく製などが並んでいる。

 また、江戸時代の動植物図譜「隋観写真」などに描かれたユーモラスなサメの絵図約40点も展示。山陰地方では「ワニ」とも呼ばれるサメについて、出雲風土記の神話や青谷上寺地遺跡の出土物、食文化などを紹介し、古来のつながりの深さを伝えている。

 多彩なサメグッズも販売され、同展のスペシャルイベントで来演した沖縄美(ちゅ)ら海水族館のサメ博士、佐藤圭一氏の講演がビデオ上映されている。同館では「サメを通して海の環境を守ることに思いを寄せてほしい」と話している。

 入館料は大人410円、小中高校生100円、幼児・70歳以上無料。

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