突然姿を消した派閥事務局長、それが全ての始まりだった

二階元幹事長の不出馬表明の真相【裏金政治の舞台裏(5)】

  • 衆院本会議に出席する自民党の二階元幹事長=6月4日
  • 初公判に臨む永井等被告(右)と弁護人(イラストと構成・松川久美)
  • 二階派の裏金事件の構図
  • 二階派の解散を発表した二階元幹事長、林幹雄元幹事長代理(左)、武田良太元総務相(右)=1月19日
  • 家宅捜索のため自民党二階派の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日

 昨年夏、一人の男が東京・永田町から突然、姿を消した。男の名は永井等。四半世紀近くにわたって自民党二階派(志帥会)の事務局長を務め、多くの永田町関係者から慕われた知る人ぞ知る人物だった。その永井の雲隠...

残り 2911 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事