効率的な読み方学ぶ 鳥取中央育英高 新聞活用し授業

 NIE(教育に新聞を)実践指定校の鳥取中央育英高(北栄町)で28日、新聞を活用して読解力や情報活用能力の向上を目指す授業が行われた。生徒約80人が参加し、新聞記事の構成や強み、効率的な読み方などを学んだ。

 1年生を対象にした読書教室の一環。同校では、2年生で行う地域探究授業でも情報収集手段の一つとして新聞を活用している。

 授業では、鳥取県NIE推進協議会事務局長を務める、新日本海新聞社の松田博美読者センター長が記事の構成について説明。「結論から順に書かれており、時間がなくても見出しやリード(前文)を読めば大体の内容が分かる」とし、「重要なことから伝える能力は普段の生活でも役立つ」と強調した。

 ネットニュースとの違いにも触れ、「新聞にはいろいろな分野の情報がまとめて載っているため、自分が興味のない記事も自然と目に入る」と解説。「自分の好きなことだけを調べるネットよりも視野が広がる」と利点を伝えた。

 橋本佳樹さん(15)は「新聞には、きちんと裏取りをした正確な情報しか載っていないことが分かった。これまで新聞は読んでいなかったが、少し興味が湧いた」と話した。

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