自転車そのまま乗車 米子ー鳥取間期間限定 山陰本線で初運行 JR西日本

 JR西日本は10月13日~12月8日の間、自転車を解体して専用の輪行袋に入れなくても、そのまま列車に積み込める「鳥取うみなみサイクルトレイン」を運行する。山陰本線では初めての試みで、米子-鳥取間の期間限定。鳥取県がナショナルサイクルルート(NCR)指定を目指す「鳥取うみなみロード」の活性化につなげる考え。

 期間中の土、日曜日と祝日に1日1往復運行。乗車駅は鳥取、松崎、御来屋、米子の4駅で、降車駅は鳥大前・倉吉・東山公園を除く21駅。車両は3両編成で各車両1人1台が乗車できる。JR西日本観光ナビ「tabiwa by Wester」から予約する。利用料金は乗車料金除き500円。

 東西約152キロある同ロードを、帰り道や自転車の運搬の心配をすることなく楽しんでもらうため運行する。昨年9月から計4回、県と同社が連携して実証試験を実施。駅構内や車両内での動線や乗客の安全を確認した。

 県観光戦略課は「ロードだけでなく周辺の観光施設にも人を呼び込んでいきたい」と運行によりロードの楽しみ方が広がることを強調。今回は安全を主眼に置いた運行とし、今後磨き上げを図っていく。

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