茶道や浴衣を満喫 外国人技能実習生 日本の文化体験

 境港市で生活する外国人技能実習生が日本文化を体験したり、地域住民らと交流したりする「夏の交流会」が25日、同市上道町の市保健相談センターで開かれた。参加者は抹茶をたてたり、浴衣でかき氷を味わうなど、異国の文化を満喫した。

 同郷の人や地域住民と一緒に日本文化を楽しみ、地域に愛着を持ってもらおうと市が企画。ベトナム、カンボジア、フィリピン、インドネシア出身の約40人が参加した。

 会場には、かき氷機が設置され、大きな音を立てて氷が削られる様子を見た参加者は歓声を上げた。料理体験は「冷やし天ぷらうどん」に挑戦。だし昆布、煮干し、かつお節を使って本格的なだし作りに挑戦した。

 ベトナムから同市に来て2年だというグエン・ティ・ニー・クインさん(21)は「浴衣が着られてうれしい。境港の人はみんな優しくて、生活しやすい」と笑顔だった。市水産商工課の本角有希子経済交流係長は「地域の人と触れ合って、境港に親しみを持ってもらいたい」と話した。

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