近くて遠い島 ~北方領土を目で見る現地視察研修~ (下) 海の向こう見据え 一人でも多く関心持って

  • 国後島の元島民2世の鈴木さん(右)の話に熱心にメモを取る生徒ら=8月3日、北海道羅臼町の羅臼国後展望塔

 行程の3日目、海の向こうの「近くて遠い島」をバスの車窓越しに見ながら移動。海沿いでは漁を終え、昆布を干す作業に追われる住民たちの光景があった。生徒らは元島民たちが多く暮らすというこの北海道羅臼町で、島を追われた人たちの苦難の歴史や悲しみを知ることになる。

 羅臼国後展望塔(同町)を訪れた生徒らは、国後島の元島民2世で、千鳥歯舞諸島居住者連盟の副理事長を務める鈴木日出男さん(72)の話を聞いた。

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