【解説】 派閥解散 石破氏追い風 論戦自信、訴え端的に 総裁選告示

 自民党総裁選の火ぶたが切られた。現行制度で最多だった5人を大きく上回る候補者9人が、現行規定で最長となる15日間の選挙戦に挑む。

 候補者多数のため決選投票となることが確実視されており、最後は決選投票の約9割を占める議員票が勝敗を分けることになる。

 これまでの総裁選は派閥の合従連衡で早々に「勝ち馬」が決まることが多かった。だが今回は派閥の解散で各議員が自ら投票先を決めるため、党員票に強みを持ちながらも議員票で敗れてきた石破氏にかつてない追い風が吹いている。

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