「元気だったのに…」遺体の第一発見者はヘルパーだった

孤独死を支えきれない訪問介護の、深刻な“綱渡り”

  •  千葉県市川市の「訪問介護事業所愛ネット」でヘルパー統括業務を担う行田まなみさん。「最近も利用者をみとりました」と話し、涙ぐんだ=2024年9月、千葉県
  •  「この仕事をしていると、つらいこともあります」とうつむくヘルパーの中崎順子さん=2024年9月、埼玉県
  •  ヘルパーの中崎順子さん。自転車で訪問先を回る=2024年9月、埼玉県
  •  千葉県市川市の「訪問介護事業所愛ネット」でヘルパー統括業務を担う行田まなみさん=2024年9月、千葉県

 ヘルパーの中崎順子さん(73)は夏のある朝、いつものように利用者宅を訪れた。この家に住む80代の女性の朝食を準備するためだ。ところが、ドアをノックしても応答がない。普段は扉越しに返事が聞こえるのに。...

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