Netflixで世界配信が始まったドラマ「極悪女王」(全5話)で、1980年代にアイドル的人気を誇った女子プロレスラー長与千種さん役を演じているのは唐田えりかさんです。
1話序盤、タイトルロールで出てくる頭から流血している試合中の写真に「え!長与さん本人?」と思うほど驚かされます。当時の面影と唐田さんがピタッと重なり合います。
唐田さんはもともと後転すら苦手だったそうです。しかし、ダンプ松本役のゆりやんレトリィバァさん、ライオネス飛鳥役の剛力彩芽さんらレスラー役の皆さんと一緒に、体作りから始めて体重を約10キロ増量。長与さんが率いている団体に“入門”したかのごとく毎日トレーニングを積んだ結果、何度もある試合場面もほぼ全て自身で演じきりました。
投げられたり蹴られたりの受けはもちろん、「フライングニールキック」という飛び上がって体を横にひねりながら、かかとを相手に当てる長与さんの得意技まで、見事です。
このドラマに全身全霊を捧げたという気迫から生まれる強い目、消えないかわいさと華…。カリスマレスラーへと成長する役にふさわしく、唐田さんの千種にシビれる、ほれぼれする瞬間が幾つもあります。...