長い間、小生の稚拙な駄文にお付き合いいただき誠にありがとうございました! 2020年にこのエッセーの依頼をいただいてから丸4年、先週まででちょうど200話を書かせていただいた。そんな「その男、ヤングマン」も今週をもちまして最終回となります! 本日まで本当にありがとうございます!
思い起こせば5年前。真打ち昇進時に幼少期から30歳までの思い出をつづったエッセー集「まくらばな」の出版を機に、映画の解説や小説の書評、他にもさまざまなテーマの書き物のお仕事をいただくことが多くなった。映画も本も好きだったし、自分の言葉で自分の思いや考えを出せるのもうれしいので、それらの仕事を全て受けさせていただいた。正直、本業の落語を覚える時間が取れないくらい忙しくさせてもらった。
そんな中、2020年の春頃にこちらの週1連載エッセーのご依頼をいただいた。今だから言えることなのだが…。当時、慣れない、さらに締め切りもある仕事に追われ落語が手につかず…という状況だった私は、週連載のエッセーなんて絶対にできるわけがない! 必ず担当者さんやいろいろな方に迷惑をかけることになる! と思い、せっかくのこのお仕事のお話を...