秘境駅の楽しみ方あれこれ 探検、撮影、動物と遭遇も

  •  ひっそりとたたずむJR土讃線坪尻駅の木造駅舎。「マムシ注意」の表示も
  •  坪尻から徒歩30分弱の展望台で駅構内を俯瞰。右上から左下を走るのが本線
  •  大井川鉄道井川線尾盛駅は軌道敷内を歩かないと駅舎に入れない=2017年3月
  •  JR飯田線金野駅でニホンザルと遭遇。こちらを監視?=22年10月
  •  JR宗谷線抜海駅(25年3月廃止)構内から逃げ出すエゾシカ=23年6月

 秘境駅。明確な定義はないが、人里離れた場所にあり、列車の本数が少なく到達が難しい駅のことである。ランク付けしたウェブサイトなどで、人気が集まる駅は各地に点在している。中には登山に近い山歩きをしたり、駅舎に宿泊したりするつわものもまだいるようだ。

 昨年、徳島県三好市にあるJR四国の土讃線・坪尻(つぼじり)に立ち寄った。香川県境の山間部の急勾配を克服するため、列車がジグザグ(Z字状)に進行方向を変えながら登り降りするスイッチバックの駅として有名だ。川を埋め立てた谷底にあり、登山道のような山道を約15分かけて上がらないと、車が通る県道までたどり着けない。ただ、県道に出てさらに10分ほど歩くと、駅を見下ろせる展望台がある。坪尻駅の写真を使った「青春18きっぷ」ポスターと同じ構図で俯瞰(ふかん)撮影ができるのも、人気の理由になっている。

 通過する普通列車も多く、1日に停車する列車は上下3本ずつしかない。このほか観光特急「四国まんなか千年ものがたり」が停車する。午後1時52分に到着した上り列車は、いったん後退して待避線に入り、再び進行方向を変えて去って行った。逆に下り列車はまず待避線に入ってから...

残り 1688 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事