鳥取県中部の福を高める「福高(ふっこう)祭」が20日午前10時半~午後3時、倉吉市明治町の打吹回廊を主会場に開かれる。お笑いタレントで画家としても活動する南海キャンディーズのしずちゃんをゲストに迎え、地元アーティストのパフォーマンスやワークショップなどアートをテーマに多彩な催しを繰り広げる。クライマックスで風船を飛ばして地域の“福高”を願う。
独創的な絵画で注目を集めるしずちゃん。当日は自身の作品も展示し、愉快なトークで来場者を楽しませる。レトロモダンな作品を手がけるイラストレーター伊吹春香さん=鳥取市=、スプーンアートの高校生アーティストSAWAさん=湯梨浜町=が作品を作り上げるほか、サウンドクリエーター井谷優太さんのライブも行われる。
ワークショップは、手のひらサイズの建物を完成させる「積みパネ建築」とタイルコースター作り。歩行者天国となる倉吉銀座通りでは、ダンスや金管バンド演奏、グルメ屋台が並び、落書きゾーンも用意。午後には野菜配布(無料)もある。
ねんりんピックはばたけ鳥取2024とも連携し、会場と鳥取県立美術館、エースパック未来中心、倉吉博物館を巡るシールラリーに参加すると、オリジナルグッズがもらえる。同時開催の「倉吉やきとりフェス」には県内外から5店舗が出店する。
小林健治実行委員長は「県立美術館開館(来年3月30日)の“前座”として倉吉を盛り上げる」と意気込んでいる。