歌手の水前寺清子が、デビュー60周年記念の新曲発表と79歳の誕生日を祝うイベントを東京都内で行った。1964年に「涙を抱いた渡り鳥」でデビューした歌手人生を「こんなに長くこの世界にいるなんて思いもよらず、感謝感謝でございます。なんて幸せなんだろう」と涙ぐんで振り返った。
新曲「男のいのち」は水前寺を見いだし、育てた作詞家の故星野哲郎による未発表の詞に作曲家叶弦大が曲をつけた。100人のファンの前で熱唱すると、「チータ!」と大歓声が沸き起こった。
水前寺は天を仰ぐように「星野先生はきっと『チータ、いいか。今日みたいにおまえの周りにはたくさんのすてきな方がいっぱいいるんだよ。何があっても、皆さんの顔を思い出して一生懸命、頑張るように』とおっしゃっている気がします。少しでも長く歌を歌えるようにしていきたい」と力を込めた。
イベントには歌手の大江裕も出席した。