秋の行楽シーズンを迎えた国立公園・大山(1729メートル)で山岳救助事案が相次いで発生している。琴浦大山署は山岳遭難の発生場所を示したマップを公開し、「早めに救助要請や下山判断をしてほしい」と注意喚起している。
同署によると、今年の大山の山岳遭難事案は16日時点で22件発生し、統計開始以来最多だった昨年同期と同じペースで推移する。今月は土日祝日に集中して発生し、県外客を中心に年齢や性別を問わず体調不良やけがで救助される事案が多発。14日は夏山登山道やユートピアコースで20~80代の男女4人が骨折や捻挫、脱水症状などで救助され、一日の救助要請としては過去3年間で最多となった。