支払いに現金を使用しないキャッシュレス決済が浸透する中、高校生にクレジットカードの使い方について知ってもらう授業が18日、米子市の米子北高であった。クレジット決済サービスを手がけるトワライズ(同市)の担当者が、基本的な仕組みと上手に付き合う方法を指南した。
2022年4月の民法改正に伴う成人年齢の引き下げに伴い、同社が高校に社員を派遣し、開いている。授業には3年生約190人が参加した。
同社監査部の矢瀧和也マネジャーが、キャッシュレス決済の種類やクレジットカードについて紹介。コロナ禍を機に、国内でも現金を使わない電子マネーやコード決済が急速に普及し、「今後も拡大が予想される」と見通しを示した。
クレジットカードの特徴を「信用に基づいてさまざまな支払い方を選択できるサービス」とした上で、適切な利用に向け「自分がいくらお金を使え、支払えるのか金銭管理する力を養ってほしい」と呼びかけた。
機器を使った模擬支払いの体験もあり、聴講した3年生の倉鋪智文さん(18)は「将来必ず使うものなので参考になった。詐欺事件なども増えているので気をつけたい」と話した。(川口耕)