「セブン-イレブン」店舗に食品回収ボックス 「フードドライブ」用、鳥取市と協定締結

 大手コンビニ「セブン―イレブン」の鳥取市内の店舗に、家庭で使い切れない食材を寄付する「フードドライブ」用の食品回収ボックスが25日から設置される。セブン―イレブン・ジャパンと同市の協定締結式が24日、市役所で開かれた。同社の中四国地方の店舗では初めての取り組み。

 回収対象の食品は、米、缶詰、インスタント・レトルト食品などで、未開封で常温保存が可能、賞味期限までの残り期間が1カ月以上ある物に限る。

 市内15店のボックスに持ち込まれた食品は、月2回、NPO法人「地域共生とっとり」が回収。麒麟(きりん)のまち地域食堂ネットワークを通じて、県東部と兵庫県北但西部の7市町でつくる「麒麟のまち圏域」の地域食堂や、支援が必要な団体、個人に配られる。

 式では同社オペレーション本部の杉田大作山陰東地区マネジャーと深沢義彦市長など関係者7人が出席。杉田マネジャーは「食の支援と食品ロスの削減という社会貢献活動に店舗を通じて参加していただければ」とあいさつ。深沢市長は「食料提供体制のさらなる充実と地域共生社会の進展につなげたい」と期待を込めた。

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