米子市戦没者慰霊祭が10月30日、市文化ホールで営まれた。市在住の遺族や関係者ら約50人が参列し、1877年の西南戦争以降に亡くなった市出身の戦没者2985人の冥福を祈った。
慰霊祭では参列者全員で黙とうした後、祭主の伊木隆司市長が「世界では紛争や対立が絶えることなく、多くの尊い命が犠牲になっている。改めて戦没者のご遺徳をしのび、平和への誓いを新たにして次の世代へ伝えていく」と追悼の言葉を述べ、遺族や各地区代表者らが祭壇に献花した。
市戦没者遺族会の山脇基一会長は「今の社会は混沌(こんとん)としていていつ何が起こるか分からない状況。明るく幸せな世の中になるように頑張らないといけない」と話した。(黒阪友哉)