第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール インタビュー(1)川之上英子さん・健さん 絵本作家

伝言ゲーム楽しんで

 鳥取県内の幼児と小学生を対象にした「第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」の作品を、来年1月17日まで募集している。4部門計20冊の課題図書のうち、12人の作者や翻訳者に書籍に込めた想いや制作秘話を聞いた。全12回。

 -「にんじゃ きくんじゃ でんごんじゃ」制作のきっかけを教えてください。

 絵本制作の打ち合わせで、編集者さんから地域の子どもたちと伝言ゲームをして楽しかったという話を聞きました。伝言ゲームはこれからも残していきたい遊び・カルチャーの一つだなと思って制作しました。

 -制作過程で大切にしていることは。

 「読み聞かせしたときに、そこに楽しい時間が流れそうか」ということはかなり気にして作っています。絵本という四角い物を作っているのではなく、誰かの「絵本を読んでいる時間」を作るような感じです。伝言ゲームの文章を作るのはけっこう難しかったので、おくはらゆめさんのかわいくて素敵な絵にとても助けられました。ハッピーエンドの話を作りたいと思っているので、この絵本でも、おとのさまの伝言がどう変わるのか、楽しみに読んでいただけたらうれしいです。

 -コンクールにチャレンジする子どもたちへメッセージをお願いします。

 私は感想文が上手ではないのですが、絵てがみや感想文に正解はないので、思いきってぜひ、好きなこと、思ったことを、どーんと書いてみてほしいです。あなたの「こう思ったよ!」という文章や「これが描きたくなったよ!」という絵を楽しみにしています!

プロフィル

共作で『うちのピーマン』『「ぼくのおかあさん」2ねん1くみ すぎしたげんき』(以上アリス館)、『参上!ヌンチャクゴリラ』(岩崎書店)など。

募集要項
◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒680-8688日本海新聞事業部「読書コンクール」係へ郵送または持参する
◆締め切り
 2025年1月17日(金)必着
※詳しくは日本海新聞ホームページをご覧ください。

主  催 鳥取県学校図書館協議会
     新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行

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