新日本海新聞社による「社会人のための新聞講座」が13日、鳥取市栄町の鳥取信用金庫本店であった。新聞の有用性と活用法などを学び、記事を使ったグループワークを通して接客業務に必要な雑談力の向上を図った。
新入職員6人が受講し、座学で本紙読者センターの担当者がインターネットと新聞の違いや情報の真偽を認識する力の重要性などを解説した。コミュニケーション力を高める対話の実践では、受講生と講師がペアになり、5日間の試読を通して選んだ記事の内容を基に即興で会話を繰り広げた。
受講した竹田伊織さん(23)は「時間がなくて新聞が読めないと思っていたが、見出しとリードだけでも理解できると分かった。読む習慣をつけて仕事に生かしたい」と話した。