智頭町智頭の智頭宿一帯で、古いまち並みを生かして大正時代の雰囲気を楽しむ「ちづ宿ハイカラ市」(実行委主催)が開かれた。着物を身にまとった“ハイカラさん”たちが、まちの風情を楽しみながら練り歩いた。
イベントは、レトロカー約30台のパレードで幕を開け、1932年製のモデルB・ロードスターや、65年製のプリンススカイラインなどが智頭宿一帯に並んだ。着物を着た来場者は一緒に写真を撮ったり、車のオーナーと車談議に花を咲かせたりした。
鳥取市相生町3丁目の安藤政子さん(56)は「着物や車でレトロ感と華やかさがある。非日常的ですごく楽しい」と話した。
会場では、キッチンカーや雑貨店など40店舗が出店した。ハイカラさんになりきるコンテストや、女性来場者がキツネの面をかぶって町中を練り歩く「狐(キツネ)の嫁入り百人行列」などもあり、一帯はレトロな雰囲気に包まれた。