寄せ木細工のアクセサリーなどを手がける「白谷工房」(日南町福塚)の商品が台湾のアート関係者の関心を引いている。現地の人気アートギャラリーイベント「島作」に鳥取県内の作家として初めて出展が決まったほか、同イベントの主宰者が運営するギャラリーでも販売されることになった。
11月2~5日の日程で実施した日野郡3町の訪問団による台湾でのトップセールスが実を結んだ。21日の町議会全員協議会で報告された。
台湾を訪れた同工房の中村建治代表らが、同イベントの主宰者でギャラリー「實心裡」のオーナー、王進明さんらを訪問。廃材を再利用した寄せ木細工が、持続可能な開発目標(SDGs)の観点などから高く評価され、王さんから直々に来年4月に台北市で開催される同イベントへの出展の依頼があった。
中村代表は「海外の方に作品を見ていただける機会を得られてうれしい」と話した。