パラスポーツ・デフスポーツへの関心を高めようと、鳥取市布勢の鳥取ユニバーサルスポーツセンター・ノバリアで24日、デフバドミントンの元韓国代表で金メダリストの鄭先華(チョンソンファ)さんや、パラパワーリフティング日本記録保持者の田中秩加香さんを講師に招いたパラスポーツ体験会が開かれた。
来年の東京デフリンピック開催を前に、県内パラスポーツの競技力や認知度を向上させようと、県障がい者スポーツ協会が主催した。
体験会の前には鄭さんと田中さんがデフスポーツとパラスポーツとしての特徴など、それぞれの競技内容を説明。田中さんは「この体験会で、パラスポーツの魅力を感じてほしい」とあいさつした。
デフバドミントン体験では、鄭さんが参加者に「サーブではシャトルのコルクを見て」などと助言。ダブルス戦では鄭さんも参加し、トッププレーヤーの技術を披露した。
鳥取市医療看護専門学校理学療法士学科1年の小野山実心さん(19)は、「上手に前後左右に振られてすごく疲れた。プロの技術に驚いた」と話した。