-「わくわくどうぶつしょうがっこう」の魅力を教えてください。
もうすぐ学校へあがるポンちゃんが、いろいろな動物の学校を見に行きます。ネズミ、ウサギ、カエル、クマ、ナマケモノ、オオカミ…。教室や校庭には、何十人もの生徒たちが、授業を受けたり、遊んだり。隅から隅まで楽しくて、なかなかページをめくれないほど。壁に張ってある絵から、落とし物、お昼ごはんのメニューまで、じっくり見たくなって、目が離せません。
-本書の翻訳で大切にしたことは。
一つの見開きページに、30から50人以上の生徒たちが出てきます。それぞれの子どもの個性や性格が出るように、できるだけ楽しく、リズムよく訳すように心掛けました。
-コンクールにチャレンジする子どもたちへメッセージをお願いします。
ポンちゃんといっしょに、いろいろな動物の学校を訪ねてみませんか。あなたの学校と似ているところ、ちがうところはありますか。壁の穴、トイレ、それからお昼寝ベッドまで、じっと見ていると、きっと読むたび新しい発見が。そしてどの学校にも、ある共通のしかけがひとつあります。ぜひ見つけてみてくださいね。
プロフィル
1970年埼玉県生まれ。英語、フランス語の子どもの本の翻訳、絵本の文章や随筆も手掛ける。主な訳書に『うんちっち』(あすなろ書房)など。