「一定」に精神が宿る

技本来の意味重んじ【生き抜く】「沖縄伝統空手」

  •  自宅の道場で稽古する仲里稔。「伝統空手の形は一定のリズムでやるからこそ重厚さが出る」=2024年9月、那覇市
  •  「空手の日」に合わせて那覇市で行われた記念演武祭。仲里(手前)のかけ声に合わせ、国際通りを埋め尽くした2千人を超える空手家が「正拳50本突き」を披露した=2024年10月
  •  稽古前にかりゆし姿で道場に立つ仲里稔=2024年10月、那覇市
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  •  喜屋武徹(手前左)の空手教室。子どもたちも大人と一緒に稽古していた=2024年9月、沖縄県嘉手納町

 沿道の人だかりが膨らんでいく。秋晴れの陽光に包まれた那覇市の中心街。歩行者天国の国際通りを埋め尽くした2千人以上の空手家たちが、一斉に拳を突き出す。「イチッ。ニー」。仲里稔(72)が腹の底から響かせ...

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