今シーズンのJA鳥取いなばの「ふくべ・鳥取砂丘らっきょう」の初出荷式が19日、鳥取市福部町海士の同JA福部支店ラッキョウ集出荷施設で開かれた。生産者やJA関係者など約150人に見送られながら、ラッキョウをのせたトラックが県内外各地域に出発した。20日から全国のスーパーなどで販売される。
今シーズンは、1550トン(前年実績1161トン)の出荷、9億6千万円(同7億3千万円)の販売を見込んでいる。
昨年は害虫被害などで小玉だったが、今年は肥培管理や4月の干ばつ対策が功を奏し、例年にない大玉だという。洗いラッキョウ1099トン(同828トン)、根付き451トン(同333トン)の出荷を予定する。
出荷式では、関係者がくす玉を割り、乾杯をして初出荷を祝った。福部らっきょう組合長会の宮本和裕会長は「昨年は不作で苦労したが、今年はそれを取り返す豊作に近い出来。食べ頃で満足感のあるサイズばかりなので、ぜひ手にとって食べてみてほしい」と期待した。