米子市美術館で開催中の「大広重展~東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ特別協賛)の累計入場者が19日、1万人に達し、節目の入場者に記念品が贈られた。同展は22日まで。
1万人目の入場者は、同市上福原5丁目の高橋理津子さん(73)。友人の田丸芙美子さん(84)と訪れ、沢田圭太郎新日本海新聞社西部本社総局長から同展の図録やクリアファイルなどを受け取った。
高橋さんは「予想もしないことでうれしく思う。絵を見るのは好きで、今回は広重の肉筆画を楽しみに来た」と話した。
同展は「東海道五拾三次」で知られる浮世絵風景画の名手・歌川広重(1797~1858年)の代表作を一堂に展示。会期残りわずかとなったこの日は、米子市小学校教育研究会図画工作部会など団体鑑賞も目立った。20日午後2時から学芸員によるギャラリートークがある。