【映画『怪獣ヤロウ!』Wインタビュー#2】面白くて変なご当地映画 岐阜県関市出身の八木順一朗監督

  •  映画「怪獣ヤロウ!」より((C)チーム「怪獣ヤロウ!」)
  •  「鵜(う)飼いや東京とはひと味違うウナギなど、岐阜県関市の名物を堪能しました」というぐんぴぃ(右)と八木順一朗監督=東京都内
  • 「映画『怪獣ヤロウ!』Wインタビュー」3回続きの(2)

 1月末公開のご当地映画「怪獣ヤロウ!」は、八木順一朗監督の故郷・岐阜県関市が舞台だ。同県出身の清水ミチコや平山浩行も出演しているほか、大勢の地元エキストラや地元の企業、名物も登場する。

 「高校卒業までずっと関市で暮らしていたので、魅力や美しい見せ方は、自分が一番分かっているはず!と、撮影にも自然と力が入りました」と言う八木監督。だが、撮りたかったのは主演にお笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃを据えたエンタメ映画。「柔らかくていい雰囲気なだけの絵」は要らないと、面白い絵作りにこだわった。

 作中にはぐんぴぃを一躍時の人にした、インターネットテレビ番組での街頭インタビューをほうふつとさせるシュールなシーンも。八木監督は「マストなシーン」と胸を張るが、元々が性交渉経験の有無を問われたやりとりだっただけに、ぐんぴぃは「ちゃんとした映画なんだからこんなことしない方がいいって、僕、8回ぐらい言いましたよね…」と苦笑い。

 夢に向かってがむしゃらに突き進むという普遍的な物語を描きつつ「いかにふざけて、面白くて変なものにするかが、この作品をたくさんの人に楽しんでもらう肝だと思ったんです」(八木監督)。...

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