昭和100年、世田谷線も100年

  •  山下~松原間のおすすめスポットで撮影した招き猫電車
  •  世田谷線と沿線の見どころ(地図)
  •  若林踏切を通過する電車を、環七通りにかかる歩道橋上から撮影。車と絡めると「路面電車」の雰囲気が出る
  •  上町駅の下高井戸方面ホームを出発した電車。踏切を挟み大きくカーブした先に、三軒茶屋方面ホームがある
  •  有名な「ボロ市通り」に面したところにある大場家の「世田谷代官屋敷」。国の重要文化財だ

 もし昭和が続いていたなら、今年は「昭和100年」。当コラムでも100年にちなんで何か取り上げたいとネットサーフィンしてみると、東急電鉄の「世田谷線」が、三軒茶屋から下高井戸まで開通(当時は玉川電気鉄道)してちょうど100年とのこと。久しぶりにカメラを持って現地を訪れた。

 小田急線の豪徳寺駅のすぐそばに、交差する世田谷線の山下駅がある。小田急で自宅の最寄り駅から30分で行けるその場所から、撮影ポイント探しを始めた。世田谷線は全線でも路線距離は5キロ。運動不足解消も兼ねて山下から下高井戸まで線路際の道を歩き、そこから乗車して20分弱で三軒茶屋へ。腹ごしらえをして、山下まで徒歩で戻った。

 世田谷線は路面電車ながら全線が「専用軌道」のため、撮影時に車は気にならない。おすすめなのは、山下から下高井戸方向に少し歩いたところ。線路より小高くなっていて、バックもすっきりしている。各駅のホームにある「世田谷線沿線イラストマップ」でも「坂を生かした撮影スポット」と紹介されていた。

 あとは交通量の多い環七通りと交差する「若林踏切」。遮断機がなく、電車も信号待ちをするのが珍しい。三軒茶屋では、直結する「キャ...

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