新温泉町学校給食センターは25日、町内の中学校を卒業する生徒を同町湯のレストラン楓(かえで)に招き、但馬牛のステーキを食べてもらう卒業記念献立の提供を始めた。生徒は地元が誇る特産品の味を確かめ、舌鼓を打った。
思い出に残る給食を提供しようと、卒業を控えた生徒を対象に、町夢公社と共催で毎年実施している。
この日は浜坂中の生徒30人が訪れ、西沢茂巳店長が鉄板で調理した但馬牛のモモ肉のステーキが振る舞われた。生徒たちには1人当たり120グラム分のステーキが提供され、柔らかく味わい深い但馬牛の肉質を堪能していた。
道盛蓮さん(15)は「こういう所で食べられるのはうれしい。期待以上の味で箸が止まりません」と満足そう。調理した西沢店長は「地元の牛肉をなるべく食べてほしい。この味を覚えてもらい、将来また来店してもらいたい」と期待していた。
卒業記念献立は小学6年生にも実施しており、学校給食をオードブル形式で提供する。中学校は3月3日までに提供し、小学校は同11日に実施する。