お笑いタレント千原ジュニアが、小説「物語る」(講談社、2090円)の刊行を記念して、東京都内で記者会見した。千原がテレビや舞台では語らないエピソードを話し、放送作家樋口卓治が書き起こした。「(樋口に)『ミュージシャンがアルバムを作るみたいな感じで本を作りませんか』と言われて。こんなセクシーな誘い方はないと思った」ときっかけを語った。
会見当日は東京・新宿アルタの営業終了日。アルタから生放送していたバラエティー番組「笑っていいとも!」について、千原は「34歳の春にレギュラーを頂いた。学校に行かずに毎日見ていた番組に出られるのが感慨深かった。テレビの前で(かつての自分同様に)引きこもっている子どもが見ているかもと思っていました」と振り返った。
番組の思い出として、喉が痛み声が出なくなったエピソードを披露。「『いいとも!』が言えなくなった。ヘビースモーカーだったんですけど、吸わなくなって今日に至ります。たばこをやめさせてくれた番組でもあります」と謝意を口にし、笑いを誘った。