モンゴル文化に親しむ「まるごとモンゴルひなまつり」が1日、豊岡市但東町中山の日本・モンゴル民族博物館で始まった。同市内外から多くの親子連れが訪れ、民族楽器「馬頭琴」のミニライブやモンゴル文字の書道など異文化を楽しんだ。2日まで。
桃の節句のひな祭り行事が盛んになるこの時季に、モンゴルの文化にも興味を持ってもらおうと2012年から始まった。
会場では、京都を拠点に活動する馬頭琴奏者の福井則之さんが、馬頭琴の弾き方による音の違いを説明しながら「スーホの白い馬」など数曲をパーカッションと合わせて演奏。なじみがない楽器が奏でる豊かな音色に客席から歓声と拍手が上がった。
このほか、民族衣装「デール」の試着や羊毛フェルトアート作り、馬を模した台に乗っての的当てゲームなど数多くの体験コーナーが登場。モンゴル文字の書道を体験した同市寿町の久保陽人さん(8)は「難しかったけど、書けるようになった」と喜んでいた。