俳優芦田愛菜が国連開発計画(UNDP)の国内親善大使に就任し、東京都内で記者会見した。気候変動や環境問題に対する若者の意識を高め、行動を促していく。芦田は「たくさんのことを皆さんと学んで大きな課題と向き合い、持続可能な光ある未来に進んでいきたい」と意気込みを話した。
芦田は「世界の気温上昇を1・5度以内に抑えられるかどうかはここ数年間が勝負です」と強調。「今、私たちは大切な人や家族を思う気持ちと同じように、地球のことを大切にするため、一人一人ができることを真剣に考えていかなければならないと感じています」と語った。
1998年から親善大使を務めてきた俳優紺野美沙子のバトンを引き継ぐ。芦田が「とても緊張しております」と話すと、紺野は芦田から事前に手紙をもらったと明かし、「丁寧に自筆で書かれていて。うれしくて、うるうるしちゃった。まだ二十歳なのに、こんなに真剣に考えていてくださるんだな。愛菜さんが引き受けてくださって本当に良かった」と大喜びした。