鳥取市桜谷の桜ケ丘中の2年生の生徒たちが制作した環境に優しいおもちゃが同市西町3丁目のわらべ館で展示されている。素材に木材や段ボールなどが使用されており、一部は大阪・関西万博の「チームエキスポ2025」で展示される予定。
おもちゃは、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の視点でおもちゃを作る「メーカーズ・プロジェクト」で制作された。生徒45人が考案したパズルや迷路、からくりなど10点が31日まで展示されている。
このうち万博に出展予定の「動物リレーパズル」は十二支が描かれた木材を使ったパズルで、十二支に関する絵本を読みながらパズルを埋める知育おもちゃとなっている。
おもちゃは、同館や鳥取工業高などの協力を受け、安全性や耐久性、制作費などの課題が考慮されている。同校の平尾尚子教諭は「より良い地域社会を目指して制作した、万博の理念に沿った作品。ぜひ多くの皆さんに見てほしい」と話した。