大規模改修中の天台宗総本山・比叡山延暦寺の国宝根本中堂の軒下から1642年の再建当初に施された金箔の塗膜が見つかり、滋賀県が1日、発表した。屋根の銅板に松ヤニや炭などを混ぜた塗料が用いられ、黒色だったことなど壮麗な外観だったことが分かった。県によると、金箔の痕跡から雲や波の模様が描かれていた可能性がある。
大規模改修中の天台宗総本山・比叡山延暦寺の国宝根本中堂の軒下から1642年の再建当初に施された金箔の塗膜が見つかり、滋賀県が1日、発表した。屋根の銅板に松ヤニや炭などを混ぜた塗料が用いられ、黒色だったことなど壮麗な外観だったことが分かった。県によると、金箔の痕跡から雲や波の模様が描かれていた可能性がある。