明治から継承 思い新た 100回目記念し記念碑 12日、鎮霊神社奉納剣道大会

 明治時代から続く「鎮霊(しずみたま)神社奉納剣道大会」(倉吉市・東伯郡両剣道連盟共催)が今年で100回の節目を迎えることを祝い、同市仲ノ町の同神社参道脇に記念碑が建立された。3月26日に現地で除幕式が行われ、参列した剣道や神社関係者ら約20人が大会の伝統を引き継ぐことを誓った。

 記念碑は、両連盟が昨夏から寄付を募って製作。幅79センチ、高さ60センチで、中央部分に大会の歴史を記した陶板がはめ込まれている。記念碑の脇には、明治期に倉吉のまちに開かれ多くの剣士を輩出した「神刀館」の建立石柱を改修し移設した。市剣道連盟の福井伸一郎会長は「全国的にも数少ない歴史ある大会。明治から令和まで継続してきた先達に感謝したい」と感慨深そうに話した。

 同大会は、剣道の普及と同神社に眠る戦没者の英霊を慰めるため、1907(明治40)年に第1回大会を開催。以降、太平洋戦争やコロナ禍による中断を挟みながら歴史を刻み、4月12日に市営武道館で開催される大会で100回目を迎える。

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